クレジットカードの過払い金請求する際の注意すべき3つのポイント

買い物や公共料金の支払いなどをクレジットカードでしている方は多くいます。クレジットカードを利用していても払い過ぎた利息を取り戻すことが可能な過払い金請求はできます。にもクレジットカードに関する過払い金請求の相談を多くいただいています。

クレジットカードの過払い金請求にはできるケースとできないケースがあり、できる場合にも注意すべき3つのポイントがあります。クレジットカードの過払い金請求を考えている方は、ご自身の状況にあわせて過払い金請求をしてください。

クレジットカードの過払い金請求ができるケース・できないケース

クレジットカードには、【ショッピング枠】と【キャッシング枠】の2つがあります。

ショッピング枠は買い物の会計時や公共料金・ネットショッピングなどの引き落としに利用することで、クレジットカード会社(信販会社)が立て替え金を支払ってくれる機能です。ショッピング枠で分割払い・リボ払いを利用した場合にとられる金利手数料は、あくまでも月ごとに分割払いするために、立て替え金の手数料が発生しているという扱いになっています。

ショッピング枠は法律的には、貸付金(借金)ではなく立て替え金扱いですので、クレジットカード会社が法律で定められている15%~20%を超える金利を得ていたとみなされず、過払い金請求することはできません。

キャッシング枠はATMを利用してお金を借りられるサービスで、つまり借金という扱いになります。そのため、法律で定められている15%~20%を超える金利で貸し付けをしていた場合には過払い金が発生しており、過払い金請求をすることができます。クレジットカードの場合は契約期間が長期にわたっていることが多く、多額の過払い金が返還される可能性があります。

キャッシング枠の過払い金請求をする場合の3つの注意点

クレジットカードのキャッシング枠は過払い金請求できますが、事前にしておくべき3つの注意点があります。それらを過払い金請求する前にしっかりと理解し事前に準備してください。

①過払い金請求をしたクレジットカード会社は使えなくなる可能性がある

過払い金請求をしたクレジットカード会社からは、そのクレジットカード会社の判断によって新たな借入やカードの作成、継続してクレジットカードを利用することが難しくなる可能性が高いです。クレジットカードだけでなく、その会社のETCカードも使えなくなる可能性があるので注意してください。

しかし、過払い金請求をしたクレジットカード会社以外のカード会社からは、新たな借入・カードの作成・クレジットカードの利用はできますのでご安心ください。公共料金の支払いをクレジットカードでしている場合やETCカードは、支払い方法を変更するか別のクレジットカード会社に変更するなどの事前準備をすませたうえで、過払い金の請求をしてください。

②ショッピング残高の多い方はブラックリストにのる可能性がある

ショッピング枠の利用残高がある場合に、そのクレジットカードの過払い金を請求すると、返ってくる過払い金はまずショッピング残高の返済にあてられます。そして、ショッピング残高よりも返ってくる過払い金が多ければ、差し引いた金額が手元に戻ってきます。ここで気を付けなければいけないのが、ショッピング枠の利用残高が過払い金より大きい場合です。

この場合は、過払い金をショッピング残高の返済にあてた後に残っている金額を別途支払わなくてはいけません。ショッピング残高を支払うための和解契約書を交わすことになり、これは借金を減額してくださいと交渉する「債務整理」と同様の手続きとなるので、ブラックリストにのって(個人信用情報に事故情報が記載されて)しまいます。

ショッピング枠を多く利用している人は、過払い金請求をする前にショッピング残高を減らしておくようにしてください。基本的には、クレジットカード会社でも消費者金融でも過払い金請求の手続きなどに違いはありません。しかし、クレジットカードは利用者が多く私たちの生活に密着したものですので、その後の生活に支障をきたしてしまわないような事前準備などが必要です。

③過払い金請求の時効が成立する日がはっきりしない

過払い金には消滅時効と呼ばれるものがあります。過払い金の発生した契約の最終取引から10年が経過すると時効が成立し、過払い金の請求が一切できなくなってしまいます。

消費者金融などで借金をする場合には、契約を交わし借入をします。そのため、1つの契約は借金をしてから完済するまで、最終取引は最後の返済日と考えられます。その後、新たに借り入れをする場合は、新しく契約を取り交わすか前回の契約のまま借入をすることになります。前回の契約のまま借入をするのであれば、借金の空白期間があったとしても1つの契約であると認められることがほとんどです。

クレジットカードでの過払い金も、基本的には消費者金融会社などの借金と同様に、最終取引日から10年で時効成立となります。この最終取引日は、最後に借金を返済した日と考えればいいので、キャッシング枠を現在も利用中の方であれば消滅時効をむかえる心配はないでしょう。問題はすでに払い終わってしまった方です。

ここで、注目すべきなのが【年会費】の存在です。たとえば、2003年にクレジットカードのキャッシング枠を利用して2005年に完済、その後も年会費を2010年まで支払っていたとします。この場合、多くのクレジットカード会社は、キャッシングの返済完了時に取引は終了していると主張をしてきます。2005年で取引終了となれば、2015年に最終取引日から10年の消滅時効をむかえ、過払い金請求をする権利を失ってしまいます。ところが上記のような場合でも裁判の判例では、年会費の支払いが終了した2010年を取引終了時とみなす可能性があります。

クレジットカードのキャッシングでは、原則として基本的な契約が1つしかなく、新たな借金をする場合にも契約の結び直しなどをしません。そのため、すべての取引が継続しているとみなされるのです。新たに借入をしていなくても年会費を支払っているのであれば、その契約の期間は継続していると判断される可能性があります。ただし、明確な基準はなく個々の状況によっては、あまりにも空白期間が長いと同一取引だと認められない場合もありますので注意してください。

キャッシング枠の過払い金請求はへご相談ください

クレジットカードのショッピング枠は法律的には、貸付金(借金)ではなく立て替え金扱いとなり過払い金請求はできません。しかし、キャッシング枠の過払い金請求はお金を借りられる機能ですので、法律で定められている15%~20%を超える金利で借入をしていた場合には過払い金が発生し過払い金請求ができます。

クレジットカードの場合は契約期間が長期にわたることが多く、多額の過払い金が返還される可能性がありますので、お早めに過払い金請求をしてください。

弁護士法人きわみ事務所には月3500件以上の過払い金、借金問題に関する相談があり、クレジットカードの過払い金請求の依頼も数多くあります。クレジットカードのキャッシング枠の過払い金請求には注意点があります。過払い金請求をしたクレジットカード会社からの新たな借入・カードの作成・継続しての利用が難しかったり、ショッピング枠の残高が多いとブラックリストにのる可能性があったり、最終取引日から10年となっている過払い金の時効の判断が難しかったりと気をつけるべき点が多くあります。個人で判断するのではなく司法書士や弁護士など専門家に相談するべきです。

きわみ事務所には過払い金請求の得意な弁護士が在籍していますので、ご相談者様の状況にあわせた解決方法を最後まで責任をもって対応いたします。無料相談・着手金無料となっていますので、質問からでもお気軽にメールフォームやフリーダイヤルからお問い合わせください。

  • 弁護士法人きわみ事務所 代表弁護士
  • 増山晋哉

大学卒業後、大阪市内の法律事務所で経験を積み、独立開業。

きわみ事務所では全国から月3,500件以上の過払い・借金問題に関する相談をいただいております。過払い金請求に強い弁護士が累計7億円以上の過払い金返還実績を上げていますので、少しでもお困りのことがあれば無料相談をご利用ください。

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